2013
あるものを活かし、数寄 (好き) に組み合わせた空間
大阪府堺市にある300年以上の歴史を重ねた町家を茶寮にコンバージョン。一度内部をほぼ解体して現状を確認し、その後、取り外した建具や部材を再構築して新たな空間を創出した。数寄屋は自分の数寄(好み、こだわり、感性)に応じてカタチづくる建築。“建てては壊しを繰り返す” 時代から、“リノベーション” のようにあるものを受け継ぎ、活かしていくことが主流となる時代へと移り変わっている。改めて「数寄」を見直し、既存の素材を好きに活用しながら今の時代に沿った数寄屋として提案した。