1998
堀江公園を中心とした街の広がりを景観として取り入れた、南堀江のランドマークとなるミュージアムのようなカフェ。そのコンセプトに添ってアールで描かれた建物は、路面に向かって開く開口部が取られ、文化・情報の発信地としての機能が、そのまま街に溶け込んでいる。1階から3階を直線の階段でつなぎ、2階のギャラリーが1階のカフェと一体化し、3階にはサロンとテラスを設け、サロンは天井に照明を設けずスタンドライト、植栽に仕込まれたアッパーライト、テーブルキャンドルで、静謐な空間を演出している。この店がオープンして半年後に、3日に1軒のペースで新しい店舗がオープンするという南堀江の出店ラッシュが始まった。